需要が高い言語「Java」

Javaってどんな言語？

Javaは、PHPと同じくサーバーサイドのプログラミング言語で、ITの世界でさまざまな開発に使われています。プログラミング言語にはかなりの数がある中、Javaは別格の知名度といえるかもしれませんね。ちなみに、JavaとJavaScriptとはまったくの別物です。言語によっては開発のジャンルが限られてきますが、Javaの守備範囲はとても広く、ちょっとしたアプリから企業の大規模システムに至るまで幅広い需要があります。Googleの開発でもメインの言語として使われているようですね。そんなJavaの特徴やメリット・デメリット、Javaでできることなどについてこれからご紹介していきます。

Javaの特徴

Javaの最大の特徴は、どんなマシン上でも動いてくれること。そしてそれを可能にしているのがJava仮想マシンといわれる「Java Virtual Machine(JVM)」です。仮想マシンは人間でいえば通訳のような役割を果たしてくれるので、Javaのために作られたこの仮想マシンがあれば、WindowsであろうがMacであろうがプログラムをサクサク動かすことができるわけです。Javaのもうひとつの特徴としては、「オブジェクト指向」という考え方があります。オブジェクトを日本語にすると「モノ」。オブジェクト指向とは、「プログラムをモノとして考え、モノ同士を組み立てていきましょう」という考え方です。オブジェクト指向については、最初はわかるようなわからないような複雑な気持ちになるかもしれませんが、Javaを使っていくうちにその概念がわかるようになっていくはずです。オブジェクト指向が理解できると、効率的にプログラムを組めるようになりますよ。

Javaのメリット・デメリット

今度はJavaのメリットとデメリットについて見ていきましょう。Javaのメリットは、やはり環境を選ばないということです。環境を選ばずに開発ができるので、古い言語ですが人気も高いです。インターネットにしても書籍にしても、勉強しようと思えば教材はいくらでも見つかります。トラブルが起きて対処法に困ったとき、調べればすぐにわかるって魅力的ですよね。Javaのデメリットとしては、仮想マシンがないと動かないということでしょうか。また、オブジェクト指向を取りれるまでもないような開発にJavaを使う場合、手間がかかりすぎてしまいます。また、しっかり習得するまでに時間がかかるという点も急ぎたい人にはネックになるでしょう。

Javaでできること

Javaでできることとしては、まず業務システムがあります。金融系の膨大な取引システムや運送業界で使われている配送システムなどもJavaです。身近なところでは、Androidアプリ開発なども有名ですね。膨大なアクセス量があるTwitterもJavaで開発されていますし、ゲーム開発にもよく使われていますよ。